100周年記念講演トピック

入会のきっかけのご紹介

 学生時代に肺結核という病を得て、”呼吸法を知りたい!” と思ったことがきっかけです。

当時は、平日、休日を問わず夜遅くまで調べ物をしたり、レポートを書いたり、勉強をしていました。そんな生活が1年半ちょっと続いたときに、体重が急に減ってきて、これはおかしいぞと思って医師の診断を受けたところ、肺結核で即入院の運びになりました。医師からは「これからはもうあまりムリはしないように」と言われ、自信をなくし、将来への不安を覚えていました。今振り返ると、机に向かうムリな姿勢がかなり肺に負担をかけていたのではないかと思います。

 中学生の頃に、星新一のショートショートシリーズにはまったことがあり、『気まぐれ学問所』の中で中村天風師のことが紹介されていて、インドのヨガの里で、抗生物質のない時代に、自力で重度の肺結核を治した人だということは知っていました。それまでは切羽詰まった経験もなく、天風会の集まりに行ってみようとは思わなかったのですが、”この人が考案された呼吸法をマスターすれば、体力を回復して、少なくとも病を得る前の元気を取り戻せるのではないか”と思い藁をもすがる思いで、中村天風師の考案された呼吸法-呼吸操練-を実践している人が集まる「日曜行修会」に参加しました。行ってみると、とても元気な方が多くいて、その会員方にとても親切にしてもらって、呼吸法も丁寧に指導していただきました。それからは、呼吸法を日常生活に取り入れて、今では病を得る前よりも元気いっぱいに活きています。(30代男性)

 

名古屋の会からのお薦め書籍のご紹介

幸福なる人生

「『中村天風財団』ってどんな会ですか?」とよく問われます。「中村天風が創建した心身統一法を実践している会です。」と答えると、「じゃあ、心身統一法とは何ですか?」と言われる。「心身統一法は健康法でも修養法でも宗教でもない。でも、この方法の効果を考えると健康法や修養法や宗教などと同様の効果がある。」それでは、「心身統一法とは何か?」と言うと「人生を幸福に作り上げる方法である」と言える。「幸福ってなに…」こんな感じで知らない間に心身統一法がわかる本。

 

運命を拓く

こちらは中村天風財団創立70周年記念行事の一つとして中村天風の「真理瞑想録」の合本愛蔵版としてつくられたものです。特に序章「朝旦偈辞」は私たちに勇気と力を与えてくれます。通して読まれると、なんか人生が分かったような気になられるかもしれません。そこに注意するところがあります。気になっただけで本当は何も変わらない自分がいるのです。だから中村天風財団は実践哲学なのです。知識を溜めるところではなくて実践して自分の細胞一つ一つに真理を叩き込んでいくところです。

成功の実現

最初の書き出しはこうです。

「今日はそもそも人間とは幸福でありうるものか否かということ、さらに、人というものは健康や運命に対して強いものか、はたまた弱いものかという事を考えてみたいです。」

まさに天風哲学がいっぱいの本です。

「特に我とは何ぞや」の体験談は素晴らしいです、

そのやり取りをちょっと紹介します。

「あれっ、体も心も私でない?」

「そうよ」

「それはどういうわけで?」

「どういうわけ?それがわからないのか?心や体が人間ではないからだ。」

「わかったか」

 

「何かこうわかったような気がします」